みなさん、こんにちは!今回は、OpenAIが2024年の年末に行った驚きの発表についてご紹介したいと思います。なんと12日連続で新機能やアップデートを発表するという前代未聞の試みを行ったんです!

12 Days of OpenAI」と名付けられたこのイベント、本当にすごいものばかりでしたので、しっかりまとめてみました!それでは、日ごとの発表内容を見ていきましょう!

12日間の全発表内容

1日目(12月5日):o1モデル&ChatGPT Pro登場!

初日からビッグニュース!

  • 待望の新モデル「o1」をChatGPT PlusとTeamユーザーに公開
  • 新プラン「ChatGPT Pro」を月額200ドルで提供開始

o1モデルの特徴:

  • 複雑な質問の誤答率が34%も改善!
  • 画像分析能力が大幅アップ
  • Webブラウジングやファイルアップロード機能も実装予定
  • API対応も開発中とのこと

ChatGPT Proの特典:

  • o1、GPT-4o、Advanced Voice機能が使い放題
  • 専用の強化版o1が利用可能
  • 医学研究者向けの助成プログラムも同時スタート

2日目(12月6日):強化学習による微調整機能

開発者待望の機能が登場:

  • 強化学習による微調整(RFT)機能を発表
  • モデルの推論能力を反復学習で向上
  • 開発者が独自のデータセットと評価基準を設定可能
  • プラットフォームが強化学習プロセスを自動管理

すでに導入している組織も:

  • バークレー研究所が遺伝子疾患研究に活用
  • トムソン・ロイターが法務アシスタント開発に採用
  • 2025年初頭に一般公開予定

3日目(12月9日):Soraついに正式リリース!

動画生成分野に革命を起こす発表:

  • 研究プレビュー版から正式版へ進化
  • soraはChatGPT PlusとProユーザーに提供開始
  • 2025年2月のプレビュー版から性能が大幅向上
  • OpenAIが本格的に動画生成市場に参入

4日目(12月10日):Canvas機能が全ユーザーに開放

便利な執筆・コーディング環境が登場:

  • 無料ユーザーでも利用可能に!
  • 文章作成とコーディングに特化したインターフェース
  • GPT-4oモデルと直接連携
  • Pythonコードの実行が可能
  • テキストのインポートに対応
  • カスタムGPTsとの互換性あり
  • 文章とコードの変更履歴機能
  • WebとWindowsデスクトップアプリで利用可能

5日目(12月11日):Apple連携機能

Appleユーザー待望の機能:

  • Apple Intelligence全面連携
  • 対応デバイス:
    • iPhone 16シリーズ
    • iPhone 15 Proモデル
    • A17 ProまたはM1以降搭載のiPad
    • M1以降搭載のMac
  • EnterpriseとTeamアカウントは管理者承認が必要
  • Appleのプライバシー基準に完全準拠

6日目(12月12日):ボイス機能進化

音声機能が大幅パワーアップ:

  • PlusとProユーザー向けにビデオ通話と画面共有機能
  • クリスマス仕様のサンタボイスを追加
  • モバイルアプリとの連携
  • 画面共有サポート
  • 環境共有機能
  • ※EU地域は後日提供予定

7日目(12月13日):Projects機能

プロジェクト管理機能が登場:

  • Plus、Pro、Teamユーザーに提供
  • 関連する会話とファイルをグループ化
  • リソースの一元管理が可能
  • カスタム指示の設定
  • モバイル/macOSは閲覧のみ対応
  • 2025年の拡張予定:
    • 追加ファイルタイプのサポート
    • クラウドストレージ連携
    • より多くのモデルへの対応

8日目(12月16日):検索機能拡張

検索機能が大幅パワーアップ:

  • 全ユーザーに開放(無料ユーザーも利用可能)
  • 検索速度の向上
  • モバイル最適化
  • マップインターフェース搭載
  • Advanced Voice連携
  • 自然な会話での検索結果確認
  • Apple Maps連携でナビゲーション機能も

9日目(12月17日):開発者ツール強化

開発者向けの豪華アップデート:

  • o1のAPI提供開始
  • 関数呼び出しサポート
  • 開発者メッセージ機能
  • 画像処理機能
  • GPT-4oの音声処理料金を60%値下げ
  • コスト効率の良いGPT-4o mini導入
  • GoとJavaのSDK追加

10日目(12月18日):電話サービス開始

より身近になるAI:

  • フリーダイヤル(1-800-CHATGPT)でアクセス可能
  • WhatsApp連携でグローバル展開
  • 米国ユーザーは月15分まで通話可能
  • WhatsAppメッセージは全世界で利用可能
  • 基本機能はアカウント不要で利用可能

11日目(12月19日):デスクトップ連携強化

デスクトップアプリがさらに便利に:

  • 開発環境との連携強化:
    • JetbrainsのIDE(PyCharm、IntelliJ IDEA)
    • VS Code関連製品
    • テキストエディタ(BBEdit、TextMate)
  • 生産性ツールとの連携:
    • Apple Notes
    • Notion
    • Quip
  • デスクトップアプリでAdvanced Voice対応

12日目(12月20日):圧巻のフィナーレ

最終日は超大型発表:

  • 2つの新モデルをプレビュー:
    • o3:高度な推論モデル
    • o3-mini:コスト効率重視モデル
  • 驚異的な性能:
    • Codeforces評価2727を達成
    • AIME 2024数学問題で96.7%のスコア
    • EpochAIフロンティア数学で25.2%の解決率
    • ARC-AGIテストで85%以上のスコア
  • 安全性重視の展開:
    • 安全性研究者の募集開始
    • セキュリティテストプログラム始動
    • 2025年1月末リリース予定

今後の展望

「12 Days of OpenAI」では、通常なら数ヶ月かけて発表されるような機能が12日間で一気に公開されました。OpenAIの技術力と意欲的な姿勢が存分に示された形となりましたね。

これらのアップデートにより、AIはより身近で使いやすいものになっていくことでしょう。2025年に向けて、私たちがこれらの新機能をどのように活用し、各分野でイノベーションを起こしていけるのか、とても楽しみです。

それでは、各機能の詳細な使い方やヒントについては、また別の記事でご紹介していきたいと思います!

より詳しい情報は、OpenAIの公式ドキュメントやガイドラインをチェックしてみてくださいね!